私の道 ―(実話)―
「怒るかもしれないけど聞きたい♪」


ナッチは嬉しそうに声を潜めて話し始めた。

「あのねっ、昨日バイト先の人と初めてメンズバーに行ったの♪
そこの店員の直哉さんって人が、かっこ良くて、その日のうちに…」


「ヤっちゃったの!?」

驚いた私の肩をナッチは叩いて、シーと人差し指を口にあてた。
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