私の道 ―(実話)―
バスが停留所で停まった。


目の前の席に2年生のカップルが座った

私達は無言になった。


2人とも他人の幸せが羨ましいから…

こんな風に
好きな人に愛されたい

相思相愛になりたい



私はポケットからアメを2つ取り出して、1つをナッチにあげた。

「がんばろうね!」

「うん!がんばろう!」


私達は同時にアメを口に入れた。


がんばれば
いつかきっと

幸せになれる


そんな風に簡単に

思っていた…。
< 30 / 287 >

この作品をシェア

pagetop