私の道 ―(実話)―
大ちゃんは私の手を両手で包み込んだ。


「俺が忘れさせるよ!絶対に忘れさせる!!」

「…うん」



一瞬、陸の事を考えたけど、すぐにかき消した。


このまま、大ちゃんに甘えたい。

この場所は温かくて

居心地がいい。


こんな温かさは
しばらく忘れてたかもしれない



陸はピンチの時に助けに来てくれない。


殺されたって
気づかないだろう。





大ちゃんと付き合おうと思った。
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