俺たちの反抗
第七章
朝起きて、いつも通りに学校へ向かう。

不安でしょうがない。

向かうたびに、精神状態が落ち着かなくなる気がする。

最大の悩みは、やはり担任にどういう顔で接したらいいのかだ。

謝りたくはない。

だが、担任は謝らなくてはいけない状況にしてくるだろう。

そして、昨日早退した理由を厳しく聞いてくるだろう。

考えただけで、歩いてきた道を引き返して家に帰りたくなる。

これほどまで学校に行くのが辛いことだとは。

ああ、俺は情けない人間のままだろうか。

どうせ今日も担任に怒鳴られ、罵倒され、俺は傷つけられる。

俺の心は担任に否定され、感情を押し殺して我慢するだけ。

死んでしまいたい忘れかけた禁断の感情さえ衝動的に蘇ってしまう。

どうすればいい。

俺はどうすれば・・・。

心の中で神様に聞いてみても返事は返ってこない。

強い人間になりたい・・・。

そう願っていたはず。

こうなったらなるようになれだ。

俺は教室のドアに手をかけた。
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