俺たちの反抗
第二章
楽になりたい・・・。

もう疲れた。

ああ、死んでしまおう・・・。

俺はそう決心する。

死という選択。

今まで、その考えは浮かんできてしまったことはあったが、いつも脳裏から消そうとしていた。

死という行為だけは、自殺という行為だけは選ばないように何とかしていた。

だが、もうそんな理性も消え去った。

無残にも、俺の生を支える死へのストッパーは解除された。

それしかなかった。

この苦しみから逃れるには。

しょうがなかった。

神よ許したまえ・・・。

そう思った。

さあ死のうと決心すると、全身が無気力に感じられる。

俺の全てが泣いているようだった。



< 8 / 205 >

この作品をシェア

pagetop