少女と道化師(ピエロ)は斯く語り
いつもの誰かは斯く語り

いつもの日




ねぇ、知ってる?
ここの通りって、幽霊がでるんだって…


えぇー、初めて聞いたよ!? どんな幽霊?

私も聞いた話なんだけど、この近所に住んでた女の子の幽霊なんだって



……で、家に帰る途中でさっき言った通りがあるでしょ?
そこで車に跳ねられて死んじゃったみたいなの


うわっ、女の子かわいそじゃん

そうなのよ
でもね、その女の子の幽霊が家に帰りたいのに事故の事が怖くて、途中の通りまでしか行けないから、いっつも事故の前の時間になると女の子の走って行く音が聞こえるんだって…


怖っ!!
ちょと、マジで恐いって!!

あはは
大丈夫よ。だって、その女の子が事故にあった話って大分昔の話しだしさ……









それは、それは


彼と彼女が出会う

少し前の、お話……


_
< 6 / 6 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

この作家の他の作品

魔の宴 漆黒の舞台より

総文字数/4,101

ファンタジー21ページ

表紙を見る

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop