今よりもっと強くなれ!!~我が子が障害を持って生まれたら…~
私は嬉しくて嬉しくてすぐに、ぺんちゃんにメールした。


ぺんちゃんも『本当?!!』…って、すぐ返事が来た。


私は、涼也が4才にしてやっとハイハイをし始めて、これからどんどんハイハイの距離が増えて目が離せなくなる日も近いんだ~って少しの幸せを感じていたよ。





だけど、涼也がハイハイをしたのは……あの日以来していない。


あれから、ずっとずっと涼也がハイハイをするのを待ち続けたけどする事は無かった。



だけど、あのハイハイはきっと私に『僕は頑張ってるよ!!ママ』

・・・って言う涼也の合図だったと思うようにして現在も涼也のハイハイを見たくて待ってる私。



きっと、いつか、またハイハイをしてくれていつか歩いてくれると信じて。



そして、寒くなって来た12月。


ぺんちゃんが会社の上司に広島に戻りたいと志願したと私に言って来た。



誰も知り合いのいない関東で、千葉・神奈川・埼玉・・・と頑張って来た私達家族。



もし、広島に帰れたらまた新しい人生の始まりが待っていると緊張と不安と嬉しさの日々が続いた。


広島に戻れたら、チョッ君と涼也を大切に見守ってくれる両家の両親がいる。


それだけでも私には心強い。
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