現代戦国時代2
出会い
指をならし、源内を睨み付ける海野。
 
「次はもっと本気で行くぜ」
 
軽快に足を動かす海野にたいし、源内はただ立ち尽くしている。
 
ボーッと立っている。
 
「ふぅ……久しぶりに武器なしで戦うなぁ」
 
何か物思いにふけるように源内はつぶやく。
 
「何だアンタ?余裕なのかよくわかんない人だな」
 
力が入っているのかよく分からない源内。
 
しかし、俺は源内の力をよく知っている。
 
あいつはいつもあんな感じなんだ。
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