現代戦国時代2
発売日
源内と隆盛に別れを告げ、俺は一人、帰路についていた。
 
胸ポケットには、先ほど源内からもらったメモリーカードが入っている。
 
無くしていないか心配で、俺は自転車を走らせながら何度も確認してしまう。
 
「それにしても、これはひどいな……」
 
足元には、雨で細切れになったビラが散らばって、アスファルトが見えないほどだ。
 
雨あがりながら、自転車のタイヤが滑ってしまいそうになる。
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