チャラ男を愛した私~実話~《不倫の果て》
「ぼちぼち帰らないとな?」


臼井さんの言葉が、現実に戻す。


「ねぇ……嵌めて?これ。」


さっき買ったリングを臼井さんに差し出した。


「いいよ。」


リングを受け取ると、私の左手を掴んだ。


ゆっくりと嵌められていくリング……。

「亜矢……。
愛してるから…。
例え、逢えない日が有っても、これを俺だと思って?安物だけどな?」


「私も、愛してる。」


月明かりの下で……

臼井さんの右手と、私の左手を繋いだまま……


人目も気にしないで深いキスをした…。

この愛が……


ずっと…続きます様に………。



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