チャラ男を愛した私~実話~《不倫の果て》

最終章・消えない罪

翌日、私は彩さんのスナックに飲みに行った。


何か、一人でいたくなくて………。


彩さんの、元気な笑顔が見たくて……。




ガチャッ。




扉を開くと、真っ先に彩さんの顔が見えた。


「いらっしゃい、亜矢ちゃん。一人?」

「うん……。」


「なぁに、浮かない顔してんのよ。
早く入りな?」


いつもと変わらない彩さんの笑顔。


「彩さん、飲むよぉ~今夜は!!」


「今夜は…じゃなくて、今夜も!でしょうが。」


「だねぇ~。」


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