KISS OF LIFE
「そりゃ、いろいろだわさ」

「オヤジか、あんたは」

「まだ若いぞ、俺」

ハハハと、2人で笑いあった。

いつも通りの関係だ。

「まあ、何かあったら俺に言え。

俺が課長をぶっ飛ばすから」

「誰をぶっ飛ばすって?」

「シェーッ!」

イヤミさんかよ…。

って言うか、やりたくなるよね。

ブラックオーラが漂う南野課長が、後ろにいたんだもん。

「金田、ちょっと話があるんだが…」

冷や汗ダラダラの金田くんを南野課長が連行した。

数分後に金田くんの悲鳴が会社中に響き渡ったのは、言うまでもない。
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