屋根ウラの天使

公園に行ってみよう




しばらく天使と

黙々と片づけをした


「よしよし、

だいぶ片付いてきたね!

天使、助かったよ、

ありがとう」


私がお礼を言うと

天使の顔は

パアッと明るくなった


「そうかっ

ボク役にたったのかー

良かったぞ!

今まで、なかなか

役に立つことができなくて…」


天使は嬉しそうに

屋根ウラの中で

飛び跳ねた

こんな小さなことで喜ぶなんて

まだ子供だなぁ


「なーんだ、

できそこない天使だったんだ」


私は

ちょっとイジワルに言ってみた


「で、できそこない!?

うっ、

…まあ、成績良くはなかったけどなっ

ボクだって

頑張れば

役に立つぞっ」


天使はアセって

弁解していた







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