…♪~…♪

[着信:アキヒロ]


玄関に転げ落ちた、携帯がいつもと同じように鳴る。



『……何…?』

泣きすぎていたので、ヒクヒクなって短い文章しか喋れない。


「今日の夕方に、お前ん家に置いといた服とりに行くから!準備しといて頂戴」


『…分かった。』


「じゃっ」






向こうから切られた電話は、"ツー、ツー、"と…切ない余韻を残していた。



あたしは、ゆっくり立ち上がってアキヒロの物を整理した。



全部持って行って貰おう。

全部。全部。







思い出なんか、いらない

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