【中編】彼女の嘘
「疾風、明日、同窓会だから気晴らしに行くぞ。」


「あっ?行かねーよ。」



そういえば、高校の同窓会だっけ?


気落ちして何もする気がない。


「疾風、もしかしたら、誰か知ってるかもしれないだろ?」


わずかな可能性。


かける価値は、あるかもしれない。


俺は、しぶしぶながら行くことにした。



公にはできない。


一抹の不安があるからだ。


俺がショックを受けるようなね。


なら、とりあえず自分で探し出してやる。


みんなに哀れに見られるのは嫌だから。


どうかその予感が当たりませんように。


願うしかできない。
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