【中編】彼女の嘘
「とりあえず、飲みながら話すか....」


「そうですね。」


庄内くんは、仲介役みたいなんか必死だ。


まあ、仕方ないが。


そこそこ、注文してから話題に入った。


「疾風くん。君には、遼以外いないんだよな?」


確認。


ここ重要。


「当たり前です。てか、遼以外知らないし.....」


これまた、一途な男だ。


「嘘だろ?あんなに噂あんのに?」


庄内くんは、失礼な奴だな。


まあ、この手の顔で一人ってのは信じられない。


けど....


ますます、疾風くんに親近感がわく。


今は、違うが俺だって彼女が生きてた頃はそうだった。


てか、彼女しか考えられなかったから。
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