そんな、新聞記事のコピーを貼り付けたノートを、私は眺める。





こうして調べて、




初めて知った、自分の『記憶』もある。





私に、双子の兄がいたこと。




…そして、この火事で、両親と一緒に亡くなったこと。






両親が亡くなった火事のことはわかるのに、




双子の兄が亡くなったこと、




そもそもその存在が、自力で思い出せない。





双子の兄、『星』





自分では思い出せない星の姿を捜そうと、




お祖母ちゃんの古いアルバムを捲ったけど、




残っているのは生まれたばかりの頃の写真ばかりで、




それが私なのか星なのか、それすらもよく判別出来ない。






男と女の双子なら、当然二卵性双生児だし、



成長と共にあまり似ていなくなるって言うけど、




亡くなった当時、




星がどんな姿だったのか、それすらもわからない。

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双子  記憶喪失  幼なじみ  火事  切ない