そんな思いが頭を過ぎった時、



雨戸がコツンと音を立てた。




思わず、身体が強張る。





無視していると、もう一度コツンと音がする。





外から、石か何かがぶつけられている音。





…あの人が。




あの人が、私を呼んでる。




怖かった。




でも、私が顔を出さない限り、音は止みそうにない。





コツン、コツンと、鳴り続く音。




私は勇気を出して、もう一度窓辺に歩み寄った。

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双子  記憶喪失  幼なじみ  火事  切ない