「…あなた誰!?」





私は、男のくだけた様子に、恐怖は半減して、




代わりに怒りの感情が強くなった。





電柱の灯りに照らされた男は、



そんな私の怒りを、楽しんでるみたいに見えた。





「とにかく、降りて来ない?


これじゃ、『ロミオとジュリエット』みたいで、落ち着かない」





「行くわけないでしょ!?


…あなた誰?本当に誰なの?何で私に付きまとうの?


お願いだから、もう二度と私の周りをうろつかないで。


…帰らないと、本当に警察呼ぶわよ!」




私は半狂乱になって、




頭を抱えてしゃがみ込んだ。

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双子  記憶喪失  幼なじみ  火事  切ない