警察の2人が、星の元に行ったって聞いて、



私は目眩がしてふらついた。







彗ちゃん、と、



私を抱き止める修吾先生にしがみついて、



私は必死に修吾先生に訴えた。







「先生、お願い!星を助けて!」





私の叫んだ言葉に、修吾先生は眉をひそめた。





「…彗ちゃん?」






「全部私のせいなの!


星はいつも私を庇ってくれた。


私が他の子と違って見えない事で苛められないように、


普通に生活出来るように、いつも傍にいてくれた…。


だけど、長くは続かない事はわかってた。


…だから、全部私の為…。


それなのに星1人が責められるなんて、耐えられない。


全部私のせいなのに!」






「…落ち着いて、彗ちゃん」





混乱して、叫び続ける私を、修吾先生が揺さぶった。






「彗ちゃん。


君は今の『三島霧』が、星君だって、知っていた?」





修吾先生の言葉に、私はハッと我に返った。





「…星君だってわかってて、好きになった?」






私は今度は、黙って俯いた。






わかってる。



私はおかしいってわかってる。






だけど、このまま『星』が1人で、




警察の尋問を受けて、1人で罪を背負ってしまうのが、耐えられなかった。






…もう逢えないかもしれない。






そう覚悟したはずなのに、




目覚めた私からは理性が飛んでいた。






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双子  記憶喪失  幼なじみ  火事  切ない