…その五感で感じるような、強い気配を感じているから。




…少女の周りで、何かが起きている…?




…10年前の少女の眠っている記憶を、揺り醒ます何かが…?




「…彼女はまだ見えないはずの時に、何が見えると言ったんだ?」




考え込んだ高崎修吾に、教授はテーブルに肘をついて聞いた。




「…『星』が手招きしてるのが見える、と」




高崎修吾は、




我に返ったように返事をして、教授は腕を組む。





「…彼女が、亡くなった兄の幽霊か幻覚でも見たとでも?」




「…そんな非科学的な事は言いませんが」



高崎修吾も、苦笑した。

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双子  記憶喪失  幼なじみ  火事  切ない