そして、夜中にトイレに行きたくなった霧に起こされた。




俺は起こされて更に不機嫌になりながら、霧に、




夜中に1人でトイレも行けないのかよ、って、小馬鹿にして文句を言った。




家でもそうだろ。怖くて行けなくて、まだオネショしてるんじゃねぇの、って。





霧は真っ赤な顔して怒ったけど、違うよ、物音がするから。…下から。




そう言って、俺を起こした事を少し後悔してる様子だった。




だけど、トイレの我慢も限界に近かったみたいで、




俺も、自分のベッドで漏らされるよりは、って、仕方なく階段を降りた。




いいか、出るまで待ってろよ、怖がってる癖に、強気で言う霧が鬱陶しかった。




だけど、わかったから早くしろよ、って、




霧がトイレに入って行くのを見送った。





俺は階段に座って、霧を待ちながら、物音だって?と、半分本当にバカにしてた。




1階には父さん達の寝室があるだけで、物音がするならそこしか考えられない。

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双子  記憶喪失  幼なじみ  火事  切ない