メイド in LOVE

メイド生活の始まり




ー翌日ー

[メイドの1日は
朝の6時から始まる。]


メイドとして
一番初めに学んだことだ。




結局、昨日は
ぐっすり眠れず
浅い眠りを繰り返していたら
いつの間にか朝で。

6時ぴったりに
部屋にやってきた
レオンのノック音で
目が覚めたのだ。


部屋にやってきたレオンは

「…おはよう。
ぐっすり眠れたか?
体調は悪くないか?
この部屋は気に入ったか?」


開口一番
こんな風に私を質問攻めにした。


「おはよう…ございます。

えっと…
十分ではありませんが
睡眠は取れました。
体調は良好です。
この部屋はまだ慣れませんが
気に入っています。」


「そうか…良かった。

では、仕事内容の指導をする。

…と、その前に
お前の仕事用の服だ。

今すぐ着替えてこい。」


渡された服に驚いた。


薄い水色の丸襟シャツ
紺のロングスカート
真っ白のフリルエプロン
胸元には赤いリボン
頭にはホワイトプリム


こんなに清潔で
美しい服を私は
見た事が無かった。




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