深紅の花に姫君《旧版》

月の綺麗な夜に

「失礼します」


月を眺めていると
ドアのほうから
声が聞こえた。




「どうぞ……」



ガチャ……




そこには銀色の髪に
銀色の瞳の騎士が
立っていた。
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