俺様王子☆年下カレシ3

切なさ5

「分かってるよ…。私も一歩だけだから。他の人に惹かれたりしないし」


「ん…」


一歩は微笑んで、私の髪に手を触れて


髪を指に絡ませ、そのまま顔に手を添え、優しく唇を重ねた。


今日初めての唇へのキスに、とろけそうになる。


一歩はキスを続けながら、指に絡む私の髪を、弄びつつ、首をなぞり、肩…腕と、ゆっくり背中まで手をずらしてきた。


次第に崩れていく、私たちの体勢。


一歩は私の背中に添えた手を…ゆっくりラグの方に近づける。


…気がつくと、下に横たわり、一歩が覆い被さる形になっていた。
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