マイLOVEヒーロー

♪揺ら揺ら♪


−コポコポコポ……


カップに千夏が大好きなアップルティーを注ぐ


「はい…千夏…」



そっとテーブルに置いてチラッと千夏を見ると


熱いアプッルティーを一口ゴクッと飲んで私を鋭く見あげた



「で…さっきのは何??」



やっぱり聞かれるよねぇ


てか聞かれない訳がないよね



早く話せって、
目だけの圧力がビシビシと身体を突き刺す



これ以上隠すと怖い…


そぉ思って『実は…』ってこれまでの出来事を話した


………


……………


…………………




いきさつを全て話すと
今まで静かに黙っていた千夏が口を開いた



「うーん…なんか凄いね」


驚きの表情を浮かべながら話しを続ける


「確かに話しだけ聞いてると良い人だよね…でも、さ、実際芸能人てどうなのよ?」


うん、そうだよね…


私でさえそこが引っ掛かるだもん

第三者から見たらもっと怪しく見えるよね



何も言えず黙ってしまう



「でも、花穂が誰かに興味を持つことは悪い事じゃないと思うけどね、、」


< 33 / 303 >

この作品をシェア

pagetop