あなたの隣

隙間





季節は夏で、空だってこんなにも青い。


そして、隣にはあなたがいる。



これは、運命とよんでもいい奇跡でしょうか。


だって、だって、!!

隣は隣だけどっ



「あわわわわわわっ」

ぶんぶんぶん


「なんだお前υ」


「え?!」



そう。

実は私、おじさんとお散歩してます!!


だめだーっ心臓が壊れてしまう!


自体はおばあちゃんの一言で始まった。




「詩桜、依介、散歩にでも行っておいで。」

にっこりと笑って言ったおばあちゃん。


きっと自分のほうがもっともっと、依介おじさんと話したいことがあるはず。


今までどうしてたのって

心配したって。

誰よりも言いたいはずなのに。


口に出さない。


私がどれだけ心配していたか、今どれだけ嬉しい気持ちでいっぱいなのか。


帰って来たばかりのおじさんがまだ、不安を抱えていること。


それを知っているおばあちゃんは、こうして私達を散歩にだした。


それがおばあちゃんの優しさなのだ。


優しくてときに厳しいおばあちゃんを私は尊敬している。



し・か・し
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