恋愛中毒〜カレは先輩〜
5=大好きのキモチ


生徒会室の前で一息つき扉をノックする




あたしの気持ち何回も言ってるけど、先輩からは聞いてない



やっぱり断られるよな・・・




下を向いていると扉が開いた



『おせぇよ』




中から低く甘い声がしたかと思ったら腕をぐいっと引っ張られた




あたしは強制的に部屋へと入れられた



そして後ろの扉を先輩が閉める




『来るの遅すぎ』



目の前で先輩が言う




遅すぎって昨日のことなんだけど?




「別に遅くは・・・」




あたしは驚いて言葉も出なかった



先輩に抱きしめられてたから





『なんだよ。かりなが好きって・・・・俺が好きなのはおまえだよ』




は?




「えぇぇぇぇ?」




『なんだ?気づいてなかったのか?』




先輩の告白であたしの顔が熱をおびる
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