黒き手が…
もう一本の手
ミナは軽く息が上がっていた。
息苦しさを感じているのだ。
やり始めて何分経っただろうか。
壁伝いとはいえ、同じ所をグルグル回っているせいで頭が変になりそうだった。
しかも異変に気付いてしまった。
順番から行けば、アキはユマにタッチする。
そしてユマはフーカに。
フーカはミナに。
そしてミナはアキにと、順番は回っていく。
本当ならば、ミナは二つの角を曲がらなければならない。
しかし…いつの間にか、一つの角しか曲がらなくなっていた。
息苦しさを感じているのだ。
やり始めて何分経っただろうか。
壁伝いとはいえ、同じ所をグルグル回っているせいで頭が変になりそうだった。
しかも異変に気付いてしまった。
順番から行けば、アキはユマにタッチする。
そしてユマはフーカに。
フーカはミナに。
そしてミナはアキにと、順番は回っていく。
本当ならば、ミナは二つの角を曲がらなければならない。
しかし…いつの間にか、一つの角しか曲がらなくなっていた。