『携帯彼氏』の災難!?

真実の災難

「アンタもホント、苦労するわね」

「…言うな、ヒミカ」

ソウマの店で、ヒミカ、セツカ、ルカ、シヅキ、そして私の五人がそろっていた。

ヒミカは専門学生で19歳の女性。

セツカは男子中学生で15歳。

ルカは女子大学生で20歳。

そしてシヅキは25歳の男性で、地下鉄の駅員だ。…普通の【地下鉄】ではないが…。

四人とも、私とは血縁関係がある。

「…もうカンベンしてくれってカンジだ」

四人は苦笑しながら、テーブルに置かれたケータイの男を見ていた。

私達が囲むテーブルの上には、携帯彼氏についての報告書が散らばっていた。

ソウマはすぐに調査をしてくれ、結果が出た。

それをわざわざ資料にして、今日呼び出したのだ。

この四人は私が呼び出した。

いろいろと…関係あるから。

「でもビックリだね。今のケータイって、ホントなんでも出来る。まあボクが言うのもなんだけどさ」

「セツカが言うと、説得力があるよなぁ」

シヅキが頬杖をつきながら、ニヤニヤした。
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