『携帯彼氏』の災難!?
付き合う災難
「でもまあ…助かって良かった。まさに危機一髪だったがな」

「良いことしたねぇ。イイ子イイ子」

モモが頭を撫でてくれた。

「しかし…予想以上に向こうの力は強い。私にこんなに疲労させるなんてな」

「消滅させたせいもあるでしょう? マカさん、無茶しすぎ」

「そう言うな、レイラ。あの子を助けただけでは終わらなかったんだからな」

そう、現況を何とかしないことには、解決したとは言えない。

私は深く息を吐いて、テーブルの上のハズミを見た。

『マカ、少しは落ち着いた?』

「まあな。休めば回復する」

多少は…。

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