のたおの徒然なるボヤキ帳
のたお的戦闘描写ザックリ講座
「戦闘描写の書き方教えて師匠!」というリクエストがありましたので、おだてられて教鞭を振るってみようと思います。

ここで誤解なきようにして頂きたいのは、あくまで「のたお流」である事。

僕は小説を書くにあたって、きちんと勉強した事がないので我流です。

そこらへんを踏まえた上で読んで下さい。



さて、まず戦闘描写ですが。

一番簡単なのは、ドラクエなんかで見かけるメッセージです。

「○○の攻撃!××は20のダメージ!」とかいうアレ。

あれを繰り返す事で、戦闘描写というのは展開していきます。

が、あれではあまりにも安っぽいし味気ない。

だから、リアルな戦闘に見えるように肉付けしていく訳です。

例を挙げてみましょうか。

「ドラゴンは炎を吐いた!」

よくRPGで見かけますね。

でもこの文章だけでは、どんなドラゴンなのか、どれくらい強力な炎なのか分からない。

だから肉付けしていきます。

まず、どんなドラゴンか?

「頭部に一対の角を持った、深緑色の鱗に覆われた四足歩行のドラゴン」

次にどんな炎?

「離れた位置でも肌を焦がすような高温の、まるで地獄の業火を彷彿とさせる真紅の炎」

これを繋げると、

「ドラゴンは炎を吐いた!」

から

「頭部に一対の角を持った、深緑色の鱗に覆われた四足歩行のドラゴンは、離れた位置でも肌を焦がすような高温の、まるで地獄の業火を彷彿とさせる真紅の炎を吐いた!」

となる訳です。

随分想像しやすくなったでしょ?

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