やくざな人達
六章 そしてやくざはいつまでも
組長は迷った。俺の息子がなぜここに。父である俺を捜しに来たのか?そんなはずはない、おやじは死んだと言っていた。

太郎は、山城組長の実の息子である。そこには、悲しい過去があった。

太郎は、組長が横浜にいた時に、愛した女性とに出来た子であった。しかし、やくざということで、女性の両親には結婚を反対されていた。

ある日、女性に付きまとう男が現れた。その男は、女性が風俗で働いていた時の店員であった。
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