らぶどっきゅん! ~ブスと呼ばれて16年.何故、私は綺麗になったか~
第1章_醜いアヒル




私がずっと好きでいるのは、時田法也くん。法也くんは中学生の頃から好きだった。でも接点も何もなくて、色々調べては満足して眺めているだけだった。
悔しいとか、そんな感情はなかった。
もう、負けた感じだった。


法也くんにはもう彼女がいる。この高校に入って分かった。
新しい、二人目の人。



友達の朔は『仕方がないな~!まったく!少しでも近づけばいいのにっ』って怒られた。いつも私はこういう子だった。


朔は、中身から勝負していけって言う。両親もそうだった。言ってる事は十分分かる。こんな所で立ち止まって何してるんだって感じって、あなたも言いたいんでしょ?!



私にはその一歩が出ない。
だって…勇気がないんだもん。


それで、桃子は『あんた一生そうなるね』なんて断言それちゃって…。
わたしは桃子と朔と3人で行動してる。だから2人からは諦められちゃってる。



だれか、私を矯正してくれる人、出ないかなぁ…。


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