誰よりキミが…
幸せ
私にもやっと幸せが訪れたような気がした。

いままで欲しくてほしくてたまらなかったものが、やっと手に入った時の感覚。


これもあなたのおかげだよ。

ありがと、池本。




「麻里花ぁ~!!!」

「ハルーおはよっ♪」

「オメデトさんっっ良かったねっ!!」

「ありがとぉー」


するとクラスの女の子たちも…

「えー麻里花ちゃんどしたの!?」

「麻里ちゃんなんかいいことあった~!???」



ハルがみんなに説明してた。

「あのねっ麻里花ねっ、彼氏できたんだよねっ♪」

「うん…。」

私はしぶしぶこたえる。

『えぇーいいなぁっっ』
『あたしもほしいしー!!!!』

恥ずかしいー…。

この場から抜け出したい気分。













今日も授業は全然集中できなかった。
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