【短編】セブンスター
『古ッ!!』


と小声で呟いたアタシに


「え?」

と加藤さんが答える。


意識が向こう側に飛んでいたアタシは


とっさに


『よく飽きないね~♪』


と、ついつい
心の声を口にしてしまった。



「え?何が?」


あっ、やべっ


『あ、えっと…このお酒♪』


「あぁ、一度ハマると抜け出せない性分なんだ。」


知ってますよ~っと。


上手くごまかせたアタシは、ホッとしながら

その日はいつもより、たくさんお酒を飲んだ。





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