薔薇の王女

交わる紋章

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皆が寝静まり暗闇の中


俺は騎士団の寝泊まりしている建物を目指した、この赤いレンガで建てられた建物で俺たちは過ごしている。

俺は二階にある自分の部屋まで行くと一息つき部屋のドアを開けた。


「おっ、セシル遅かったな。忘れもん見つかったか？」

ケビンがベッドで寝ながら首をこちらに向ける、ケビンとは部屋も一緒だ。



「おい、ケビン。苦しいんだが」

「うぇ？苦しいって？何だよお前も食べ過ぎて苦しいのかよ～俺ん事馬鹿にしてたくせによ！」


ゴッ

「って！！なんも殴る事ねぇだろ・・・頭悪くなったらどうすんだよ！」

これ以上悪くなる事はないだろ

いや、悪くなられると面倒だから困るな

「お前と一緒にするな。俺が苦しいのは腹じゃない、何か胸が苦しいんだ」

「はぁ？何かあったのか？お前どしたんだよ？」