薔薇の王女

小さな出会い

「いやぁ~ホントついてないな~」
そう言ってしゃがみ込んだのは、同僚のケビンだ。
「こんな寒い夜に夜勤なんてよぉ…そう思わねぇか??セシル?」
そう言って俺を恨む様な目で見てきた。
「そんな目で見るなよ、仕方ないだろ。当番でたまたま今日がお前と俺だったんだから」

そうケビンに言ったが、確かに寒いな…
まったく、じっとしてると凍え死にそうだ。
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