お前は俺の予約済み!!
9★★★俺の心のため息を
「南沢君っ、年上の彼女がいるって本当??ねっ、嘘だよね??」



「あたしも聞いた!!南沢君の彼女って、めちゃくちゃ年上なんでしょ~??きっとそのおばさんが南沢君を誘惑したんでしょ…。最悪だよね~」



「南~。お前、彼女いるんだって~~??それもババァと付き合ってるのかよ??」



退屈な学校は、またさらに退屈に思えるようになっていた。



朝から俺の周りでは噂が飛び交う。



俺は何も言ってねぇのに、



みんな適当なこと言ってお気楽なもんだ。



俺のファンだと言う子は、



そんな噂を聞いて泣き出し、



そばにいた友達らしき子になぐさめられているのも見た。



噂のひとり歩き。



どいつもこいつも勝手に言って、



勝手に盛り上げ、騒いでいるようにしか見えなかった。
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