そして秘密の〜番外編〜
さっきの会話を思い出す。



俺が美雪と沖野先生の事で一喜一憂している時、そんな俺を心配して見ててくれてたのかな……。



そう思うと、胸の中に温かい感情が湧き上がって来た。

それが何なのか、今はよく分からないけど……。

分からないから、大事にその感情を見守ろう、と思った。





未来の事は、分からない。



でも。



自分で明るい方を目指して歩いて行けば、明るい未来へ辿り着けるような……そんな気がして、俺は笑った。



【隆志】 <Fin>
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