甘めな年上彼氏
「今の…彼氏??」
ずっと雅也の背中を
ボォーッと見ていた
あたしだったけど
向井さんの
その一言で我に返った。
「まさか!!
中学からの友達ですよ。」
「抱きつかれてたよね??」
嫉妬とか………
そういうのじゃないのに
“もしかしたら”って
何故か思ってしまう。
自意識過剰だなぁ…
「そういえば
今日どこでやるんですか??」
昨日の夜
場所決めてないなぁ
と思ったのだ。
向井さんは少し
考えてから首を傾げた。
「俺ん家でやる??」