禁色の囚人~きんじきのとらわれびと~
■神楽の秘密■
****************


いつもの毎日が始まる。



朝には普通に髪をとかされて。



車で学校に送っていかれて。



夜には神楽と一緒にお風呂に入る。



前と違うのは、その後は必ず一緒のベッドで寝ること。



あたしの体は、落ち続けていく。



深い深い奈落のそこへ…。



それでも、学校では英里奈と普通に友達してる。



「ねぇ、ねぇ、メアド教えてよ。」



この間の勇者たちか…。



遊び人の男が、笑顔で寄ってきた。



「……。」



ウザイ。



口も利く気になれない。



「オレが紺屋(こうや)で、コイツが晴沢(はるさわ)って言うの。」



遊び人、1人で喋ってれば?



英里奈も呆れ顔でソッポ向いてる。

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