呪いと祝福

泊まりに行ったKの家で

そして時は経ち、秋の季節にKの家に泊まりに行くことになりましてね。

Kは当時、お母上とは一緒に暮らさず、お母上の知り合いの女性と同居してましてね。

…相変わらずのカオスっぷりですね。

そしてその女性がお泊りするとのことで、「わたし」が泊まりに行くことにしたんですよ。

彼女の部屋は二階にありまして、ふすま一枚向こうに女性の部屋。

寝る時、彼女は自分のベッドで。

「わたし」は女性の部屋で布団を敷かれまして、そこで寝ることになったんですよ。

ふすまは開けて、寝るまで話をしていました。

ところが…二人とも寝静まって、深夜2時の頃のことです。

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