同じ空の下で

私が教室室に入ると、みんなが黙って私を見ていた。

「津月さん、自己紹介して。」


自己紹介か。


なんか、緊張…。


「津月柚奈です。宜しくお願いします。」


―パチパチパチ

「かわいー。」

「どこから来たのー。」



私が軽い自己紹介をしただけでさっきまで静かだったクラスが騒ぎだした。



「はい、はい。津月さんへの質問は休み時間ねー。」

「「「えーっ。」」」


みんなは凄く不満そうだった。


この様子だと、休み時間はゆっくりできないな……。


「それじゃあ、津月さんは後ろの窓際の席に座って?」


「はい。」


私が席に向かっている間もクラスの視線は私に向けられてた。






あ。



この席、空が綺麗に見える。




今日は雲一つないほどの快晴。




先生がいるところからもこの綺麗な空が見えてるかな?





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