ただ、好き

離れないのは





恥ずかしい…
あんな事になっておきながら最終的には我慢のできないお腹の音

恭はクスクス笑いながら私を抱きしめて



「飯でも食いに行くか?
まあ、この時間だと24時間のファミレスとかしかないけどな?」


「恭の家でご飯食べる!…だから……あのさ、」

「ん?」


目を逸らす私と顔を合わせる恭は首を傾げる


「ご飯の、後には……
つづきしてね?」



顔を真っ赤にして言った私に目を丸くした恭は顔を手で覆って
はぁ~と大きく溜息を吐いた


「ぜってぇ、手加減はしねぇからな?」


そう妖艶な表情で口の端を吊り上げて言う恭の発言に
自分でもわかる程に顔が赤くなり顔が熱くなるのが分かった


「恭……、もっともっと私を愛して。
ずっと私だけを見てね?」



響さんの事はまだ不安がたくさんある
けど、恭が大好きだから恭を信じたい
それに恭のカノジョは私なんだから!


「歩深…高校卒業したら結婚しようか?」


なんて信じがたい事を発言した恭に私はうれし涙を流したのは言うまでもなく
さっき以上に顔を真っ赤にさせて胸のドキドキが止まらなかった私は
恭には一生勝てない。…そう思った




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