上等、我が儘王子様
パシられ姫と我が儘王子




「今日子ちゃーん♪パンが食べたいなあ?」


「じ、ぶ、ん、で、か、え、ば、あ!?」


「無理だよう。だって、僕が行っちゃうとー・・・食堂大変なことになるよ?」


「・・・クソ野郎」





私の彼氏は、学校一のモテ男。
けれど、裏の顔はかなりサディスト。


私は、至って平凡の女子高生。
普通の、普通。


どこにでもいるような、女子高生。


特別、可愛いと言うわけでもなくて。
特別、ブサイクというわけでもなくて。


普通の顔に、普通の身長。
中背中肉だ。


特技なんて、持っているはずもなく。
ただ、強いて言うならば、人一倍、「優しい」と言う所だろうか。


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