ラブリーホーム*先生の青③




……あり得ないって
マジであり得ない



バカにしてるよ………



そんなにカナさんがいいの?


カナさんになら
何でも相談できるんだ


私じゃダメなんでしょ


なら、私なんて必要ないじゃん
いらないじゃん



………昨日の夜
カナさんと二人でいたんだ


私が心配してる間中ずっと
二人で仲良くお酒飲みながら
あれこれ話してたんだ



……バカみたいだよ


私なんで先生と結婚したんだろ
わかんなくなる



………きっと



きっとカナさんが独身だったら
先生は私と付き合わなかったし
結婚もしなかったよね………



………やだ
やだ やだ やだ やだ
もお やだ



先生とカナさんの
他人を寄せ付けない
あの繋がりが気持ち悪い



胸がムカムカしてヒリヒリして
鼻の奥がツーンと痛く
見上げた天井がユラユラ
にじんできた






   結婚なんか
   しなきゃよかった





「まんまぁ」



ポンポン
小さな手のひらが
私のお腹を叩き



軽く首を持ち上げると



「っち~?もし~?」



オモチャ箱から出してきた
ケータイを耳にあて
青波がニコニコ笑ってる



「………青波ぁ」





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