意地悪な上司




会社の食堂にコーヒーとミルクティーを前に私は焦っていた


「速見<ハヤミ>さん……」



「何?」




気まずい私に対してニコニコ顔の速見さん




「私…仕事が……」



「知ってるよ

だから何の仕事をしているか君の上司として聞いているのに中々教えてくれないからね」





大きな目で笑う顔


どうしよう…もうすぐ集合時間なのに


ミルクティーを一気飲みして


「速見さんミルクティーごちそうさまでした!!」













< 1 / 109 >

この作品をシェア

pagetop