死神⭐アシスタントッ!
幽霊屋敷?


「まずは──ここが翔ちゃんの部屋ね」

「あのさ、馴れ馴れしくねぇか。その呼び方」

視界に広がるのは、およそ六畳の畳みの部屋。
どうやら話の流れからしてここが俺の部屋らしい。

「いいじゃない、別に。細かいことは気にしない、気にしない。私のことも紗世でいいから。これでお互い様でしょ」

彼女は楽天家で押しは強い、今のとこそれだけは分かった。

ドカッと荷物を置くとふぅ──っとため息をついた。

決して広くないこの部屋で、俺は天井を見上げた。

家賃二万に惹かれてみんな来るんだろうなーー。

締め切られた窓が目に入り、俺はおもむろにそれを開けた。

「紗世は──」

……淋しいと思ったことないだろか。
と聞こうとして止めた。

「で、俺は何をすればいいんだ?」

「その身体じゃいろいろと不便なのよね〜翔ちゃんには『霊』になってもらおうかなっ」
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