らぶきゅん
閉じ込めたすき
次の日。
「…〜♪〜♪
しゅ〜んすっけせ〜んぱい♪
だ〜いすっきで〜す♪」
あたしはスキップをしながら学校に向かっていた。
なんでスキップしながら歌ってるかって?
そりゃー決まってるじゃない?
今日、洵介先ぱいがあたしか紗菜さんの料理、どっちが美味しかったか判決を下すんだから!!
どーうか、あたしに振り向きますよーにっ!!
「朝からテンション上げてるね。満川さん」
この声は。
「おぉ、竹田くんっ。おはよー!!珍しいね、一緒の時間帯になるの」
「そうだね。あっ、さっき紙渡されたんだ。満川さんに渡すようにって」
はいっ、と竹田くんから渡されたのは、小さく折られた紙。